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大学構内の草むらに放置されている彫像が、1980年以前の今熊野校舎時代には、正面玄関近くの丸池に設置されていたものであったことを発見した。

 

 

(『百年史 : 京都市立芸術大学』京都市立芸術大学百年史編纂委員会 より)

 

(『描き歌い伝えて : 京都芸大今熊野・岡崎学舎』井上隆雄著 より)

 

 

作者:山崎脩氏(京都市立芸術大学名誉教授)

素材:モルタル

 

ご本人にお話をお伺いしたところ、1955年ごろに制作された作品であることが分かった。当時、モルタルは新素材であり、実験的に制作したものだったそうである。

モルタル製・寸胴なフォルムであることが、屋外への設置に適していたようだ。

 

今熊野の校舎から現在の場所に移動させたのが誰なのかは不明。京都芸大の次の移転の際には、彼女はどうなるだろうか。