Haruka Teramoto | 寺本遥

ATLAS

2017.07.23  | Space

(Electric wires)

(電線)

 

Under umbrellas imitating the sky … Roofs

天を象った雨傘の下に … 屋根

 

In an atmosphere cut by vertical walls … Vertical walls

垂直に切り取った大気の中に … 鉛直な壁

 

A Civilization flourishes horizontally … Horizontal grounds

文明は水平に栄えます … 水平な地面

 

(mythes buried under slopes) … Slopes

(神話は斜面に葬られ) … 傾いた地面

 

Under a whispering water vein … Soil water

囁き蠢く水脈の下に … 土中の水分

 

At the bottom of memories of Radiolaria … Limestone

放散虫の記憶の底に … 石灰岩層

 

Sleep fast the memories of rocks … Granite

岩石の記憶は睡ります …  花崗岩層

 

 

 

現実の空間から、水平な地面・鉛直な壁など複数の要素をサンプリングし、
レイヤー化して、キャプションとともに詩的に再構成したピース。
トレーシングペーパーを用い、詩集/地図帳のスタイルに製本した。

おもに、以下の2点の興味・アイデアをもとに制作された。

 

・「堆積」について

空に電線が張り巡らされていることや、地面が水平にならされていること、壁が鉛直であること、自分の足元に縄文の神話が葬られていること、生物や岩石・地球の記憶が眠っていること。

 

・「抽出・マッピング」について

連続的な(意味の切れ目のない、ひとかたまりの)世界を、細分化し・非連続化して、認識しやすくするのは、「意味」のくさびである。「名付ける・抽出する・注目する」とか、「マッピングする・配置する」という、いわば「編集行為」が世界の見え方を決定している。

日常とは違う「編集法」は、日常とは違う世界をつくり出す。

 

( )(電線)

天を象った雨傘の下に(屋根)

垂直に切り取った大気の中に(鉛直な壁)

文明は水平に栄えます(水平な地面)

(神話は斜面に葬られ)(傾いた地面)

囁き蠢く水脈の下に(土中水分)

放散虫の記憶の底に(石灰岩層)

岩石の記憶は睡ります(花崗岩層)