高速

2023.04.20

独り言の輪郭や触れない輪、
言葉が湧き出る場所、
以外の幹のようなもの。

出た目が、
本体かのように入れ物は透明化する

入れ物を囲う、輪郭は透け、
それらがそれぞれに話し出す、ので

それぞれの小声に耳を、傾けると
降りるべきジャンクションを、
通り過ぎてしまったままの高速

歪んだ多層の輪郭さえ話し出すので、
入れ物がいくつだったか数えるすべを

大きさだけで見逃して、

すぎていく橙色の街灯が何個目なのか
はたまたもう見た景色なのか、

 

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230419